描く理由



2018(平成30)年3月10日 土曜日 起床06:15 気温6℃
体重?kg、血圧183-116 脈拍57 睡眠を3度に分けている。昼寝、夕方の仮眠、夜中の睡眠。 そうしないと体力がもたない。 一日の全体の組み立てを【絵をかける状況】にもって行くよう、常に考えている。 絵を描くとは実に体力のいる作業なのだ。

絵を描くのは、僕の場合、体力よりも精神力使いますよ…

病気になる前は、絵を描くのに体力とか、精神力を使ってる覚えはなかったんですがね。
今は集中し過ぎると睡魔に襲われて、一度寝て体力を回復させないと筆持てませんわ。。。 山野氏もお体だけは御大切に。 健康だから好きな表現活動を出来る訳ですから。

神力が体を凌駕していたんですね。そのやる気、羨ましいです。僕は体は健康でも、モチベーションが長続きしないんです。とりあえずやっておくべきことはある程度片付けて、現在は自分探し状態。また人生の目標が決まれば、突進できるとは思うんですけどね…



プロとして漫画家をやっておられる方に【精神力】を褒められるのも恐縮だが、
なんのことはない、僕の場合、
「絵を描き続けなければ死んじゃうだけ」だから。

5年前に狭心症で倒れ、半年は真面目に頑張れたけど、
「この先、死ぬまでこれを続けるのか」と思ったら、途端に面倒臭くなり、節制生活をエスケープ、薬を飲むのもやめてしまった。
んでその半年後にもう一度心臓の血管が99%つまり、
あと1回発作が起きていたら、あちらの世界に確実にジャーニーjourney)してたらしい…。

一度目の狭心症の時は「運良く偶然、助かった」と言えるけど、
二度目は「たまたま病院に足を運んだ時」に「ロビーで倒れた」わけで、
これなんか、単なる偶然にしてはあまりにも偶然が偶然過ぎる。

二度目の狭心症の一週間前に東日本大震災被災地を車で訪問したけど、
そこで出会った「もしかしたら、確実に、津波で流されていたであろう人たち」が口々に「生かされた…」と仰っていて、
彼らの何人かに「あなたも生かされましたね」と優しく指摘された。

「生きる」「生きたい」とは主体がご本人様だが、
「生かされた」というのは本人以外の何かが介入した可能性があり、
「じゃあ何故生かされる?」という疑問がわく。

僕はその理由を「絵を描き続けること」と気がつき、
生活のペースを創作作業に傾けると、確かにいろいろな諸問題を回避できたりして、
絵を描くという目的がある故に自らの健康にも気を使えるようになった。

本質のところでは確かに絵を描くのは好きなんだろうけど、
自分の技能やイマジネーションが僕の理想とするところには遥か及ばず、
絵を描く行為そのものもほとんどは苦痛でしかない。

しかしそれでも自分の中の何かを信じて、毎度毎度筆を動かし続けるのだから、
やっぱり、ある意味、絵を描くのが大好きなんだろう。



僕の場合は、絵を描くこと自体が「生きるための絶対条件」になっちゃってて、
ここに余分な理屈を差し挟む余地はない。

僕はただ、死にたくないから絵を描いてるだけで、
しかし折角描き続けるのだから、
これからは「他人に見せる多少の努力」はしたいと考える。

というか、折角描いたものを「押入れの中」に仕舞い込んでも意味はないしね。

それに折角描くんだから、ある程度のクオリティーは維持しておきたい。

ただそれだけである。



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