月夜の晩


フォトショのレイヤー機能を使えば簡単なんだけど、
それをペン画でやろうとすると途端に難しくなる。

手前の羽から描かなきゃ先に進まないけど、
メインの女性を【殺しちゃ】いけないので、いろいろ悩んで描いた筈。

写真が発明される前は、
本物そっくりに描けるだけで【飯が食えた】絵描きも多かった筈。

パソコンで【絵が描ける時代】には入る以前は、
「綺麗な直線」「綺麗な円形」を描けるだけで重宝されたデザイナーも多かった筈。


兎に角増駄堂は、90年代半ばにMacでフォトショを使った時、
絵に対するものの考え方を変えざるをえないと、頭では理解した。

しかし頭で理解しても、心や体はそうやすやすついていけるものではない。

作品作りに正解はない。
だから面白い。
試行錯誤を繰り返すこと自体が意味あることで、
創作時に頭を使わなくなったら、
それはアートではなくなってしまうのだろう。

繰り返し、繰り返し、
同じようなこと、
似たようなことを考え続ける。

自分に問う。

「何故、お前は絵を描くんだ?」


コメント

人気の投稿