指先


アルシュ水彩紙(細目300g)26.8cm×36.7cm 丸ペン、スプーンペン、証券用インク、漫画ブラック、ホルベイン水彩、漫画用修正液、色鉛筆



完成した作品に対して、その直後は本当に文章として何も書く事がない。
出来不出来は見てくれる人が勝手にすればい事なんで、
「お恥ずかしながら、この程度が今の自分の限界で御座います」としか、言いようが無い。

この2月に入り、
「女性を描くことの限界」をつくづく考えちゃって、
今手元にある未完のものを塗り終えたら、しばらく女絵は封印しようかと思う。

ネットを探索していても上手かったり、綺麗な美人画は山のように存在し、自分が今さら、わざわざその険しい密林に足を踏み入れる事もなかろう、というのがひとつの理由。
それと自分の中で「美人を描く必然性」がなくなっちゃったのも理由のひとつ。


昨今、デジタル作画が定着しちゃって、絵の具を使ったのは小中学校のぐらいという絵師も多いのではないか?
21世紀の現在、参考にすべき【上手なイラスト】はネットに五万と存在し、何度でもいちからやり直せるデジタル作画の影響か、低年齢からいきなり上手な絵師さんが多く現れている。

これはこれで喜ばしいことなんだけど、最初から【すきのない絵をかける道具】を使ってしまって、そのことが長い人生の中で彼らの創作意欲にどう影響するのか?
本気で心配するんだけど、まあそれも大きなお世話だよな。

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